平成15年度3次隊 助産師 バリ島、タバナン (TABANAN) |
ここバリ州では2000年からBuku KIA(母子手帳)を使うようになりました。そこで、現在この手帳が活用されるよう普及活動をする役割で私はこちらに来ています。これから、村にある保健所(日本でいうなら診療所のようなところ)や村の婦人たちが保健活動している場に行き、アドバイスし、その手帳を今より更に活用できるよう、スタッフとともに考えていく予定です。一人でも多くの妊婦・お母さん・子供が健康で過ごせるようにアドバイスしていきたいと考えています。
現在このタバナンで一番町に遠い村へ活動場所を移し、素敵な景色に囲まれた地域で生活しています。コーヒー・カカオの名産地で日本の秋のような気候の土地です。南国の国といわれている”バリ”とは思えないほどで、長袖シャツは欠かせない所です。
写真は今住んでいる所からの眺めです。
☆バリ発見!・・・バビ グリン って知ってますか?
皆さん、“バビ グリン”って食べたことがありますか?
インドネシアでは、なかなか豚を食べることはできないと思いますが、ここバリでは、豚肉を扱う店をよく見かけます。
バビ グリンとは、豚のありとあらゆる部分(もちろん血液も) を使って作った、バリ料理です。そう、日本で言う “豚の丸焼き”。 それにココナッツや野菜も少し使います。 私が初めてこれを食べたのは、(赴任してすぐ)職場近くにあるワルンで 「これおいしいから食べてみな!」と言われ、買って食べた物でした。 久々の豚肉でとってもおいしく感じた次第でした。
ヒンズー教のお祈りのある日、お供えするバビグリンを作るということで、 一連の過程を見せてもらうことができましたので皆さんにも紹介します!
アチッー!!!
下ごしらえやってます)
お供えされて、ポトンされちゃいました
AM4時、親戚中の男性が集まり、まず生きた豚をさばきます。内臓・血液・骨を取り除き、骨だけは捨てていたと思います。(ワルンでは、スープに使っていた所も見たことありますが...。)
豚は、竹に串刺しにし、空っぽになったお腹に野菜を詰めて、その串を回します。その間、他の人々は、内臓と野菜を使ってソーセージ・クルップなどをテキパキと作っていくのでした。
この仕事は、男性のやる仕事のようで女性達はほとんど手を出さず、他の準備をしていました。そして、すべてが終了したのは、7時間後のAM11時頃。すごいとしかいいようがなかったです。
店を出している人は、これを毎日やっているのかと思うと、“ちゃんと味わって食べなければ...”という気持ちになった次第です。この過程を見たら、逆に食べたくなくなるという人もいたりして???
でも、私はおいしくいただきました。
もし、バリに来ることがあれば、是非“バビ グリン”を食べてみてください!!!
(やみつきになる人も多いとか...。)