コンポレンジャーとしての二年間 ④ 前編 |
(う~ん、、、一日一回ですら、面倒くさいのか。。。こりゃ、家庭への普及の道のりは遠いなあ。。。残りの任期も一年を切ったしなあ。。。どうすればいいかな。。。)
悩む藍レンジャーの前に、フィリピンでの高倉式コンポスト自費研修が。
「そうか!ここの人達、飽きっぽいんだったな。だから、一日たった一回コンポストの中をかき混ぜる作業も長続きしないんだな」(日本人にとっては、一日たった一回でも、インドネシア人にとっては、一日一回も、なんです><)。ということで、作戦の根本的な見直しに。
(この時点で、残り任期10ヶ月です)
「そうか、大規模なコンポストを州・市に普及させ、コンポスト用作業員に作業をやってもらえばいいんだ!」と。そうすれば、生ゴミは減る、出来た肥料は市の緑化事業に使える、雇用が生まれる、住民は環境に関心を持つ。。。ということで、一石三鳥、四鳥に。しかし、ここで問題が。実は藍レンジャーは、大規模コンポスト作成の経験はなく、小さな家庭用コンポストしかやったことがありません。まずは、試験的に作成してみたい、練習してみたいと思います。失敗してもいいように(←オイオイ~^^;)、「知り合いの」学校や「知り合いの」RT(町内会みたいなもの)で試してみたいと思います。
早速学校にTEL。
「今回フィリピンでの研修で、より分解が早いコンポストシステムを“マスター”してきました。試してみませんか?(嘘も方便♪^^;)」
『はい、お願いします!』
ということで、早速、材料のレシピを送る。はじめは、失敗した時のことを考え、少量・小労力で。。。
いざ作成現場に。すると大量の資材が!!??
「Apa!!??何!!?? 。。。レシピでは、もう少し、少ない感じじゃなかったでしたか?」
『処理したいゴミの量が多いんですよ~♪何か、問題ありましたか?^^』。満面の笑顔で答える。「Tidak apa-apa, ya~?^^(何でもないです^^;)」(しかし、内心はチョービビッています)。
もとは、藍レンジャーの悪巧みから始まったことですが、一言相談が欲しかったなあ、、、と不謹慎に思いながらも作業を手伝う。
米ぬか、籾殻、腐よう土を十分にかき混ぜます。
発酵液を加え、十分になじませます。
おまけにその先生、お手伝いさんに“結構無意味に”とんでもない重労働をさせる。お手伝いさん、こっちが恐縮しまうほど、汗ダラッダラにこりゃ失敗できないぞ~。もし失敗したら「失敗しちゃった。エヘ^^;」では許してくれない、いきなりのレベルです
シードコンポストの素、作成終了。
この状態で一週間程度、菌が十分に繁殖するとシードコンポストになります。