寒い~! |
南スラウェシ州バンタエン県で活動中の野菜隊員です。
私は現在標高1380mの高原でイチゴづくりのお手伝いをさせていただいています。
イチゴは26度以上になると栽培が難しく、赤道直下のインドネシアでは700m以上の高原でしか作れません。
でもここは十分に高いので気温も平均20度くらい。甘くて大きいイチゴが沢山収穫できます。
糖度も10パーセント以上あるんです。
果物天国のインドネシアですがイチゴはまだまだ珍しく高級で酸っぱいものも多いです。
インドネシアで一番おいしいイチゴを作るべく、私は日本から持ってきた糖度計で甘さを評価することを提案したり、肥料濃度計(ECメーターと言います)を使って肥料濃度をコントロールして一番甘みが出る最適な濃度はどれくらいかを現地の人と探ったりして毎日を過ごしています。
とは言えこちらではまだまだ車も台数が少なく、荷物の運搬に馬車を使っている人もいます。
農業機械も全くなく、高い山の上まで重たい堆肥を運んで手作業で全てをやるのは結構大変です。
そして、作業中に強い風が吹くと寒い寒い・・・
他の隊員の方からはインドネシアで寒いなんて贅沢だーと言われますが、寒いものは寒いです。
今は乾季で雨はほとんど降りませんが山の上では霧が出ることもあります。
霧が出た時に風が吹くと本当に寒いです・・・
日本から長袖を持ってこなかったことを後悔しています。
それでも甘いイチゴを食べて喜んでくれる人の笑顔が見られると農業隊員で来られて幸せだなーと感じます。
みなさんもスラウェシ島に来られた際は是非バンタエン県にイチゴ狩りに来てくださいねー。