Kolak(コラック)を作りましょ☆ |
今回、ご紹介したいのは、kolak。
インドネシアでは、イスラム暦の9月は断食月にあたります(2012年は7月19日~8月19日とのこと)。朝4時くらいから、夕方6時くらいまでイスラム教徒は、断食を行います。夕方6時、断食が明けた時によく食べられるのが、このkolak。でも、断食月じゃなくても、食べるそうです。
職場の友人(看護師)の旦那さん(警察官)が料理上手、「kolakはよく作って食べてるよ~」ということで、作り方を教えてもらいに行きました。
さぁ、調理開始!!
まず、材料は、ウビ・カユ。日本では見かけませんが、こちらではポピュラーな食べ物です。
※ウビ・カユ:キャッサバのことです。タピオカの原料にもなります。味と食感は、さつまいもに似ていますが、さつまいもよりも繊維が多く、硬めで、甘味は控えめです。
皮をむきます。硬いので、手を切らないように注意して…コツを掴むと、意外とスルスルむけます。土がついているので、皮をむいたら、洗います。
洗ったら、一口サイズに小さく切っていきます。
(切るというか、包丁を振り落として、その重さで小さくしている感じです。)
※コランカリン:ぷにぷにした食感の実で、形はラッキョウに似ています。味はナタデココのよう。特に、強く主張する味は感じられません。
まず、ココナッツミルクの中にウビ・カユを投入。
そこに、グラ・メラ、パンダンの葉、塩を一つまみ。
※グラ・メラ: 写真右、手でつかんでいるものがグラ・メラです。グラ・メラについてはこちらをご参照ください。(過去の隊員のブログです。)
※パンダンの葉:ハーブの一種で甘い香りがします。香りづけや色づけに使用されています。
フタをして、このコンロ一番の強火で15分くらい煮ます。
隣の部屋で座っていると、台所からほわ~んといい香りが…
はい。相当、ブクブクいってます。
(大丈夫かな?吹きこぼれないのかな?と
心配になるくらいの火の強さです。)
味をみて、甘味が足りなければ、ここで、
グラ・メラを加え煮溶かします。
ウビ・カユが軟らかくなったところで、水気を切ったコランカリンとバナナを入れます。
警官シェフ、真剣な横顔です
今日の出来具合はいかがでしょうか?
「夫の方が料理上手なの。私は負けちゃう。」
とは友人談。
少しトロンとしたココナッツミルクがウビ・カユに絡んでいます。バナナの甘味も加わっていい感じ。コランカリンのぷにぷにした食感も楽しいです。 「鍋で沢山作っても、家族が多いし、皆で何杯も食べるので、その日のうちになくなっちゃうよ。」とのこと。
あ~、おいしかった!!ごちそうさまでした