野菜売り&果物売り紹介 |
2011年11月から西ヌサテンガラ州ロンボク島の保健局に派遣されている栄養士です。
村の保健所を巡回して、栄養状態の改善に努めることが私の任務なのですが、今はまだ保健局でのオリエンテーション期間中です。
保健局で仕事をしていると、実に様々な人が訪れます。書類を提出しに来た保健センターの職員、野菜売り、果物売り、おやつ売り、ジャムー(インドネシアの伝統的な飲み物、どちらかというと、薬に近いような健康飲料です)売り、装飾品売り、衣料品売り…等々です。
ここに書ききれないくらい多くの人がやってくるのですが、今回は、職種柄、食べ物を売りに来る人たちを皆さんにご紹介したいと思います。
まずは・・・
野菜売りのお兄さん。ほぼ毎日、だいたい12時くらいにやってきます。職場のすぐ前までバイクで乗りつけ、「Yur!!」と高い一声。(野菜はインドネシア語で、『sayur(サユール)』。
その後ろ部分だけを言っているとか。)その声を合図に仕事の手を止め、保健局で働くお母さんたちが集まってきます。
空芯菜(約5円)、芋の葉(約5円)、ナス(長いナス3本入り、約20円)、とうもろこし(3本入り、約20円)、
小魚(約20円)、テンペ(約40円)、唐辛子(一袋、約10円)などなど。
葉物は束ごとに、それ以外は、小袋に分けられて売られています。
長ねぎ、なす、きゅうり、にんにく…日本とほぼ同じ野菜もありますが、キャッサバの葉、さつまいもの葉、豆の葉などなど、日本では見かけたことのない野菜、調味料等も沢山あります。
買い物しながら、見たことのない野菜や調味料の名前や味を尋ねたり、値段を把握したり、調理法を教えてもらうのが日課になってます。
(しつこいので、少し嫌がられてるかも…?!)
これは、空芯菜。日本でもおなじみですよね。
ロンボク島の空芯菜は、茎が太くて、シャッキシャキ!!おいしいと評判なんですよ。
縛ってあるものが、空芯菜の茎であるのに注目。ゴムもテープも使いません。
魚や肉も、発泡スチロールに氷を入れて運んできてくれます。
肉は小分けの袋に入っていて、魚はそのまま置いてあります。(魚は体長30cmほどのもので90円
くらい。目が濁ってなくて結構、新鮮です。)
海老の小分け袋を手に取り、カメラ目線の同僚を
パチリ☆
さて、次は・・・
バナナ売りのおじさん。器用に頭の上に乗せてやってきます。いつもあるのは…ピサン・
カユ(カユは、木材・木の意。話によると、果肉が硬めで、長くもつんだそうです。)、ピサン・ラジャ(王様バナナ)、ピサン・スス(ミルクバナナ)、茹でバナナ、たまに、茹でとうもろこしやサウォなどを持ってきます。バナナは房ごとに売られており、15~18本で、160円くらい。茹でバナナは一本10円。茹で立ては特においしいです。食感は、少しねっとりしたさつまいも。味は、まろやかな酸味のさつまいものレモン煮みたいな感じです。
これが、茹でバナナ!見た目は…あんまりおいしそうじゃないですね(笑)でも、見た目に反して美味しいんですよ~ そして、このバナナ、茹でなくてもおいしいです。茹でていないものは、食感が軟らかく、噛んだ時に、『もふもふ』した感じがします。好きなバナナのうちの一つです。
それから、サウォ。おじさんに、「おいしいから、食べてごらん♪」と言われたので、爽やかな味を想像しつつ、わくわくしながら口にしたら…水気のある黒砂糖を食べてる?と思うくらいの甘さ。本当に本当に甘いです。歯に沁みるくらいの甘さ。私にとっては、衝撃的な味の果物でした。興味のある方は、こちらにいらした時に、ぜひお試しください☆
写真のように、指で簡単に割れます。
同僚にも配って、みんなで食べていた時、「甘い!甘い!」と騒いだ私を、「え~、そう?」と、不思議そうに眺めていました。
おそらく、インドネシア人にとってはさほど甘くないんですね…
いかがでしたか?日本では目にしないものがここには沢山あります。
栄養士として派遣されてる私は、ここインドネシアの様々な食べ物を知ることも大切な仕事の一つ♪これからも、生活を通して様々ことを学び、自分自身の活動に活かしていきたいと思います。