南スラウェシ州「野菜を食べようキャンペーン」(第3号) |
南スラウェシ州の各県は、ほとんどが海に面しており、一般の家庭料理は、ご飯(米)と魚が中心です。そのため、野菜を食べる習慣がなく、栄養の偏った食事をしていることが多いと感じています。
そこで、各隊員がそれぞれの専門分野を生かして協力し合い、大人も子どももおいしく野菜を食べて健康生活が送れるようにキャラバン(各地を回りながら野菜の講習をおこなう)をすることになりました。
スラウェシ島ジェネポント県にて、青年海外協力隊員による野菜を食べようキャンペーンを行いました!
簡単に私が配属されているジェネポント県を紹介します。主な人口は30万人。面積約750k㎡で日本でいう仙台市とほぼ同じ大きさにあたります。中でも馬肉がとっても有名な県であり、結婚式等のお祝い時には必ず馬肉がふるまわれます。
インドネシアの学校では駄菓子屋が併設されている小学校がとても多いです。このジェネポント県でも例外ではありません。子供達は日本の子供達と同じように駄菓子が大好きです。しかし、駄菓子やインスタントラーメンなど栄養に偏っている食事をとっている家庭が多いのも事実です。
そこで、この野菜を食べようキャンペーンがスラウェシ島の他県と同様にこのジェネポント県でも行われました。
内容は、野菜の栄養講習、野菜の栽培講習、そして野菜の歌を歌ってイベントを楽しもうという内容です。なんと、この野菜の歌はインドネシアの子供たちに人気の日本のアニメっぽい曲調の野菜の歌です。
「ドラえもん」や「ナルト」など、日本のアニメがインドネシアでもとっても有名なのです。
イベントを終えて、子供達も楽しむことができ、先生方にも野菜の栄養の大切さを理解して頂くことができました。
そして、何よりもこのイベントを通して、私達協力隊自身も沢山のことを学ぶことができました。それは、「任地の方々と共に」です。このジェネポント県の方々と協力することによって、完成したこのジェネポント県野菜を食べようキャンペーン。なによりも県内の方々に対して感謝の気持ちでいっぱいです。