北スマトラ メダンに配属されて |
23年度1次隊 環境教育
北スマトラ環境管理局
・配属先紹介
メダン市内中心部に位置する北スマトラ環境管理局は、北スマトラ州の環境行政を司る機関である。
主な業務内容は、次の4の点。
①環境分析、開発等の技術向上
②環境汚染対策
③環境破壊対策
④マネージメント能力向上
部署は全部で4つあり、職員の数は総勢100名にのぼる。
現在、自分が所属しているのは、環境教育に携わる「環境コミュニケーション」という部署である。
・要請内容は、次の3点。
①ゴミの分別や3R
②エコ・ツーリズム
③省エネ対策等の立案・プロモートをすること
・現地で活動を始めての感想
赴任されて4ヶ月弱が経つが、これまでのメダンでの生活を振り返ると、改めて自分には適した任地であると感じている。
メダンは他地域のインドネシア人から見ても「Kasar」つまり「性格が荒い」と言われるほど、少しせっかちな気質な人が多い。
実際、市内を見渡してみても、車のクラクションがあちこちで鳴っているし、運転も多少荒いように感じる。
近くにいる人と話す時でも、大変声が大きいのも特徴である。
慣れるまでには多少戸惑うこともあったが、今となっては人なつっこく、ざっくばらんな性格のメダンの人達に好感がもてる。
「Hatinya kaya」つまり、「心は温かい」のだと職場の同僚はよく言う。
職場でのコンポスト実践
ゴミ問題に触れて言うと、全くと言っていい程、分別の習慣がない。
ましてやゴミ箱にきっちり捨てることも出来ているとは言えない現状である。
ポイ捨てをする習慣がなかなか抜けず、大人の行動が子供にも影響しているのが問題だと感じている。
負の連鎖を止めるためには、学校での環境教育や地域でのゴミ対策を勢力的に行うことが自分の指命だと思う。
地元中学校にて 出前授業
北スマトラ大にて出前授業
成果が見えにくい分野の活動になるけれど、自分なりに一生懸命やりたいと思う。