マカッサルのおいしいもの 2回目 |
早い早い!!生活は至ってのんびりですが、私自身いつも忙しい気がしてます。活動は南スラウェシ州マカッサル観光専門学校で日本料理を週1回、指導しているだけなんですが・・・毎日気づいたらもう夜です。
では、1回目から引き続きマカッサルのおいしいものを紹介しましょう。
まずは、マカッサル名物のチョットマカッサル。
牛の内臓入りのスープです。注文の時に内臓の部位も選べます。おすすめは脳みそ(otak)おいしいです。
わたしのお気に入りのお店を紹介します。カレボシ広場近くのBII銀行の前にあるワルン "COTO MAKASSAR"。
内臓もまったく臭みがなく、スープがとんこつスープっぽく乳白色がかっており、ちょっとクリーミー。インドネシア人はこれにお決まりのケチャップマニスをたっぷりかけてスープを真っ黒にして食べるわけですが、わたしは未だにその味のおいしさが理解できず。スープのうまみがケチャップマニスの味で台無し・・・味覚の違いにショックを受ける瞬間でもあります。こちらのワルン、味を足せるように薄味で提供されてくるので、わたしのお気に入りは塩とサンバルを少々とレモンを足していただきます。ちっちゃい器で提供されるので男性は足りないと思います。どうぞお代わりしましょう。インドネシア人はクトゥパットというパンダンの葉に包まれたごはんと一緒に食べてます。
金額は・・・Rp.10,000(100円)くらいだったかなぁ・・・
お次もマカッサル名物のスープコンロー。
とても有名な牛スペアリブの煮込みスープ屋さん。私は肉食じゃないので好物には入らないんですが、肉食の人には嬉しい一皿だと思うので紹介します。写真左がスープコンロー(Rp.26,000)、お肉はとっても柔らかくホロホロです。写真下がボリューム満点コンローバカールと呼ばれ炭火焼スペアリブとスープのセット(Rp.29,000)、スペアリブにピーナツソースがかけられて出てくるんですが、しょう油味ならいいなぁと個人的感想です。夜はコラーゲンたっぷりのスープキキール(牛の足の腱)も食せます。
ぷるっ、つるっでわたしは好きです。
場所はこちらもカレボシ広場付近、お店の名前は "SOP KONRO KAREBOSI" JL G.Lompobattangにあります。
お次はレストランTHE魚の頭。
お店の名前は "Rumah Makan ULU JUKU 2" JL ペッタラーニのラーマヤナ スーパーマーケットの前にあります。マカッサル語でULUは頭、JUKUは魚の意味だそうです。私は決してココナッツミルクが嫌いなわけじゃないですが(日本にいる時は大好きでした)インドネシアに来てココナッツミルクはもうたくさんと思い日々暮らしている中、ここの魚の頭ココナッツカレー(GULAI;写真下左)とすっぱい魚の頭ココナッツスープ(PALLUMARA;写真下右)は食欲をそそられます。頭にかぶりついて食べます。魚のサテ(SATE IKAN)もおいしいですよ~。金額は全てRp.25,000均一です。
続きまして、今が旬真っ盛りのランサ(Langsat)。
食べ始めたら止まらなくなる甘酸っぱいフルーツです。日本では見た事なかったかな。ここ2月3月はとても味がおいしくて、値段も4kg Rp.10,000とお安く、道端で売られています。1人で1kgくらいはペロッと食べちゃいます。そして不思議と飽きないんです。わたしは味がおいしくなり始めてから毎日食べてる気がします。そこでインドネシア人でさえ止まらなくなるランサの効能を調べてみました。ランサ100g中、鉄分が1.1mgとクレソンやブロッコリーと同じくらい含まれています。また消化を助ける働きもあり、大腸がん予防、種の苦い部分は下痢予防にもなるそうです。(1992年インドネシア厚生省調べ)。そういえば最近おなかの調子がいいのはランサのおかげかな???
まったくすっかりランサのとりこです。このランサは東南アジアに生殖しており、マレーシアではインドネシアと同じLangsat、フィリピンではLansones、タイではLansaやLongkong、ベトナムではLonbonやBonbonと呼ばれているそうです。ランサのとりこになる日本人どのくらいいるんでしょうねぇ・・・そういえば、インドネシア人のランサの食べ方、これまた器用に食べるんでしばらく見入ってしまいました。
ではフルーツ繋がりでもうひとつ。
あのくさ~いフルーツの王様ドゥリアン。わたし苦手なんですが、今日食べたドゥリアンモントンは本当においしかった。まったく変な臭みがなく、甘~くてチョコレートの様な味で、もっと食べたいと初めて思いました。と、言っても、とってもクリーミーなのでそんなに量は食べれないんですが。でもドゥリアン嫌いな人もこれを食べたらきっとおいしいっていうだろうなぁ~。もちろん家に持って入った瞬間から家中くっさ~くなります。当たり外れのあるドゥリアン、このドゥリアンモントンは、値段もいい値するので買う時はかけですね。
ちなみに今日のお店は大きい1玉4kg Rp.100,000(約1000円)と量り売りでした。このお店は今年のドゥリアン価格表(写真右下)などと言うものがはってあり、値切れず!!
イガイガの皮ごと計られるのは納得いかないところです。
家に帰って皮を計ってみると1.8kg約半分が皮の重さじゃないかぁ・・・この皮、村では乾かして料理する時の燃料に使われ、種は茹でて食べられるそうです。
見るからにカロリーの高そうなドゥリアンの効能、こちらも調べてみました。女性にはうれしく、肌に張りを持たせ、老化を防ぎ、ミネラルが豊富、植物繊維も含まれ便通も良くするそうです。しかし、やはり100grm中、147kcalと高カロリーでコレステロールも高いそうです(USDA Nutrient data base調べより)。何事もほどほどに・・・ということですね。
お次は、マロス野菜隊員ひぐさ畑からの差し入れお野菜です(写真左)。
いつもありがとう、新鮮お野菜。もらったバジルはうちの庭でも元気に育ってるよ~ん。
写真右、タカラール野菜隊員わこちゃんからの差し入れフルーツ。マカッサルで行われた果物コンテストから珍しい果物を持って帰ってきてくれました。左下のこの黄色い得体のしれないフルーツ、もちろん生で食べるんですが、ゆでたかぼちゃのような味と触感で面白い。シルサック、スリカヤもここで初めて食べましたが最近は道端でよく見かけます。とってもフルティーで好きな味です。わこちゃんからもらったローズマリーはうちの庭でやっと根付いたかなぁ。
野菜隊員が近くにいてくれて感謝感謝、うれし、おもしろいっ。
最後に最近笑っちゃったこと。
学校の食堂での出来事。
食堂のおばちゃんの孫(2歳)が持っていたお菓子を床に落とした。
おばちゃんは怒った。
孫は拾ってまた食べ始めた。
おばちゃんは拾いなさいと怒ったんじゃなくて、食べなさいと怒ったのだ。
私は汚いよ~と言ったらおばちゃんはbergizi (栄養が詰まっているよ) と、笑って答えたのだ。
Bergiziって!!
その床では魚が下ろされたり、犬が入ってきたり、人間がおしっこっまでしているのであった。
インドネシア人、菌なんかに負けやしない訳だよね~。
Terima kasih
◎マカッサルのおいしいものシリーズ◎
第1回目 2009年10月8日