バンカ島の食べ物その3 |
辞書を引くとKakap は鯛、Merahは赤ですから、Kakap Merahは赤鯛であることが分かります。
所がRica-Ricaは辞書に載っておりません。
これを知るには食べてみるしかありません。
いつも行く店で注文したら、出てきたのは、唐揚げにした赤鯛にどろりとした
甘酸っぱいソースがかかったものでした。
これが美味しかったです。「一人前」を注文すると大きなのが1匹出て来て
、一人ではとても食べきれません。そこで、一人の時は、「半分」と注文することにしております。
「一人前」の量が多い料理は、この「半分」と言う注文の仕方ができます。
この店のスープ類もそうです。教えてもらうまで、それが分からず、
「こんなに沢山出てきても」と思いながら食べておりました。
Kakap Merah Rica-Rica:赤鯛の唐揚げに甘酸っぱいソースを掛けたものです。
(6)バナナのフライ (Pisang Goreng)
土曜か日曜日の午後に、時々、バナナのフライの差し入れが、私が居るホテルからあります。
大きなのが3枚来ます。おいしいですが、1枚食べただけで腹一杯になります。
バナナには沢山の種類があります。その中に、フライ用のバナナがあります。
そうとは知らずに買って、弁当に持って行って食べていたら、皆さんから笑われたことがあります。
バナナのフライです。時々、土曜日か日曜日の午後に、ホテルから差し入れがあります。
振りかけてある千切り状のものは、チーズ(黄色)とココナツ(白)です。
(7)ルーシップ (Rusip)
学生の自然保護キャンプに参加した時のことです。
昼食に学生が持って来てくれた料理の一つに、
生のきゅうりを醤油のようなものに付けて食べるものがありました。
「これはバンカの食べ物で美味しいから」と勧められるままに一口食べてみたら、
味はともかく、その魚の生臭さには参りました。
口に入れたものは飲み込みましたが、それ以上食べることはできませんでした。
その「生臭い醤油のようなもの」がルーシップです。
バンカの名物で、皆さんは好きなのだそうです。
上記の話をしたら、副校長が、そのつくり方を話してくれました。
原料は、日本のしらす干しの原料と似た白い小魚です。これを先ず水で良く洗います。
水を切ってから、塩をまぶして、1週間寝かせます。
発酵して匂いが強くなったら、出来上がりです。生臭いはずです。