手を洗いたい! |
先日、7名の隊員が参加し、保清行動についての講習会開催を目指した情報交換会を
開きましたので、その様子をご紹介します。
保清行動とは、(ある部位が)汚れたことを認識して、汚れを落とそうとする行動です。
また、汚れないように清潔を保とうとする行動も含まれます。
例えば、「手を洗う」「歯を磨く」「髪を洗う」というような行動です。
日頃、お互いの活動について隊員同士で話し合っていると、
この保清行動が不十分であると感じることが、多くの隊員から話題に出されることに気付きました。
それは、看護師の視点から、村落開発普及員の視点から、青少年活動隊員の視点から、
様々な場面で感じられることでもありました。
話合いの風景
例えば、ちいさな子供たちに下痢が多く発症しているが、手洗いがしっかりできていれば、
もっと少なく、あるいは軽症で済むだろう、と感じます。
また、子供たちの乳歯に虫歯が多く見られますが、歯みがきの習慣が根付けば
虫歯も予防できるのではないか、と考えます。
そこで、保清行動についての講習会、つまり説明の場をつくってはどうだろう?
という話し合いを行いました。
情報交換会では、まずは「手洗い」についての講習会のプログラムの
アイディアを出し合い、小学3・4年生対象のモデルシナリオを作成しました。
アイディア・意見を出し合って・・・
内容は、大きく以下の3つで構成されています
①手洗いの手順やポイントが歌詞になっている歌
②下痢と手洗いについての紙芝居
③下痢と手洗いについてのクイズ
歌の歌詞や、手洗いのポイントを図解したポスターや紙芝居は手作りで、現在作成中です。
話し合いの中で、専門分野や経験も様々な隊員同士、いろいろなアイディアが出されました。
モデルシナリオに使ったもの以外にも、沢山のアイディアがあり、
それらを手順やポイントをまとめた冊子にし、対象に合わせて
モデルシナリオを組み変えることができるように、アイディア帳のような形でまとめられたら、
と考えています。
教材を作っています
今回、3職種の隊員が共同で話し合い、作業を行いましたが
お互いの専門分野を活かしたアイディアが出たり、アドバイスをもらえた事で
任地で展開している活動にも活かせる技術補完ができたと感じています。
3月中には実際に講習会を開催する予定です。
また、手洗い以外の保清行動、「歯磨き」や「洗髪」についても
同様に講習会を開くべく、活動していく予定です。