平成16年度1次隊 栄養士 ロンボク (LOMBOK) |
==ロンボク島の保健衛生事情==
ロンボク島に限らずインドネシア全土では、大きな病院やクリニックは町にしかなく、地方の村ではプスケスマスと呼ばれる地域保健所が住民の保健・医療を担っている。プスケスマスでは下記に記すポシアンドゥへの出張保健サービスに加え、日本の病院のような診療サービスも行っている。私が活動している中部ロンボク県では、このようなプスケスマスが21ヶ所設置されている。
毎月1回、プスケスマスより医療スタッフがポシアンドゥと呼ばれる簡易健康診断所(村の場所を借りているだけで、医療設備は何も無い。)に出向き、体重測定・予防接種・薬の配布・妊婦健診・家族計画・衛生教育・栄養指導などの医療保健サービスを行う。1つのプスケスマスが管轄するポシアンドゥは、30ヶ所以上(少なくて30ヶ所)にも及ぶ。
インドネシアで使われている母子手帳を手に持ち、バランスのとれた食事について、一皿を例に取ったプリントを使い説明している。↓