パレンバン 食べ物編(2) ~ンペンペ(PEMPEK)~ |
それは、これ! 「ンペンペ(PEMPEK)」です。
パレンバンは「バティックの街チルボン」などと同じように、「ンペンペの街パレンバン」としてインドネシアでは有名な街です。ンペンペは魚のすり身とキャッサバ(タピオカ)の粉を合わせて作られたもので、もちもちという食感と、日本人にはなじみのある魚の味付けと、栄養価も高い食べ物です。かまぼこのようなものを想像しますが、これをもう少しもっちりとした感じが、この食べ物の特徴です。
さて、このンペンペ、材料は同じなのですが、これが汁と一緒になっていると、テッワン(TEKWAN)、そして、豆腐が入っているもので汁が入っているとモデル(MODEL)、と一つずつ名前が違ってきます。
レバラン(断食明けのお祭り)では、どこの家庭でもおもてなしとして、ンペンペがでてきます。活動先でもおやつにンペンペがでてきます。とにかくンペンペ一色と言っても過言ではありません。
あと、忘れてはいけないのが、それにつけるチュカ(CUKA)というソースです。甘辛くてニンニク風味のこのソースをつけると本当においしい。このソースの味も各家庭やお店によって味が違うので、お好みの味付けを探すのも楽しいと思います。パレンバン人はこのチュカをスープのように飲むのですが、私はまだそこまで達していません。
*ンペンペ(PEMPEK)の種類いろいろ+チュカ(CUKA)
*モデル(MODEL)
*カパルセラム(KAPAL SELAM)
街なかには、ンペンペの店が10mに一軒はあり、どこのお店も味は様々です。いろいろなお店で試してみても楽しいと思います。
パレンバンには、まだまだおいしいお店がたくさんあります。また次の機会に食べ物編をお伝えしましょう。
その前にンペンぺの作り方が気になったと思いますので、次回、ンペンぺの作り方をお伝えします。