コンポレンジャーとしての二年間 ③ 前編 |
「インドネシアには大きな問題があります。それはゴミ問題と衛生問題です。それらを解決するためには、捨てられるゴミの大半(5割~7割)を占める有機ゴミを資源化することが重要です。だから有機ゴミを資源化するコンポストは、、、」
コンポストをインドネシアのゴミ問題解決のために適用する理由を、プロジェクターを使って、語学下手な藍レンジャーなりに精一杯、説明する
高校生へのコンポスト講義の様子。真ん中がもう一人の協力者、アフマッド先生。左が藍レンジャー。
実演開始~。
実演と言っても、家で一週間程度仕込んでおいた発酵液を、自作のコンポストボックスに入った発酵床(米ぬか+籾殻+腐よう土)に混ぜるだけです。
「これが、一週間程度前に仕込んだ発酵液です。どんな匂いがすると思う?ちょっと嗅いでみてください^^」
『キャー!ギャー!!』
「臭くはないでしょ?^^」
『・・・うん。甘い匂いね。』
「次は、このようなコンポストボックスを用意します。中には絨毯をひいています。
その中に、米ぬか、籾殻、腐よう土を同ボリュームずつ入れ、先ほどの発酵液を混ぜます。全体に水分が行き渡るよう、よく混ぜてくださいね♪代表者の方、お願いします。^^」
『キャー!キャー!ギャー!!ギャー!』
もうノリノリです♪
発酵液。前列が野菜の皮を使った発酵液、後列が発酵食品を使った発酵液です。
コンポストボックス。普通に市場のある木製の箱です。見た目ほど重くはありません。
1個Rp.5000(約50円)
コンポストボックスの内側に、絨毯を内張りします。
コンポストボックスの中に、米ぬか、籾殻、腐よう土を入れます。
発酵液を加え、発酵床を作ります。
「よく混ぜおわったら虫が入らないよう、このように布でフタをします。で、日のあたらない、風通しの良い場所に置いておいてください。水分に気をつけて、一日一回、必ず混ぜてくださいね♪そうすれば、5日程度でシードコンポストは完成します。分かりましたか?それから生ゴミを入れてください。」
『OK!』
「約束ね。水分に気をつけて、一日一回、必ず混ぜてくださいね♪(よしよし、今日も講義は成功したみたいだ。満足満足OK!OK~!!』