ジャカルタ・コタ歩き方2 |
【 オリモ周辺 】
《 Singapor Hainan Chickin Rice 》
トランスジャカルタオリモからマンガブサル方面に降りてジャカルタコタに向かって歩いて行くと、Singapor Hainan Chickin Riceという看板が見えてくる。
ハイナンというと、マレーシア語で「海南」と書いて「ハイナン」と発音することから、このナシハイナンは中国料理でそれがマレーシアを経由したものらしい。調理場にぶら下がっている調理されたニワトリを骨ごと中華包丁でガツンガツンと食べやすい大きさに切り込み、これをおかずに鳥のスープで炊いたご飯と一緒に食べる。
ニワトリ以外にもアヒルや豚肉をローストしたシオバッなどとの組み合わせもある。話は長くなったが、この店は日本のファミレス並みに清潔でおいしい。ただ、その分値段はナシハイナン(もも肉)35000rpaと値段は張るが。他にも、中国のオムレツ、もしくは天津飯(中国の天津には天津飯はない)の上の部分などがある。
《 董貨餃子館(俺の餃子) 》
マンガブサル通りでは、ジャカルタ新聞に掲載されたこともあり有名な餃子の専門店である。この「俺の餃子」という名前は、以前常連だった日本人のお客さんによって名付けられたらしい。ここの餃子は分厚い皮に、にんにくのたっぷり入った豚肉をはじめとする具材を包み、ゆでた後、焼くというのが特徴である。種類も豊富で、お勧めは豚と白菜の餃子や三種の具の餃子など。写真は1人前で、30000~40000rpaしてたくさんの種類が食べたければ、半人前も注文が可能である。私は、特にたれがお気に入りで、よくたれを追加してもらう。(頼めば黒酢も出てくる) 餃子以外にも、小龍包やホイコウローなどもおすすめである。最近、バリ島にも支店をだしたようである。
《 小肥羊(LITLLE SHEEP) 》
トランスジャカルタオリモから反対側にみえる、かわいい羊のキャラクターの看板が目印の中国式シャブシャブの店。店内は清潔で、中華系の人たちで賑わっている。羊肉の鍋は、スープ(60000rpaくらい)と具材(肉が60000くらいで野菜が30000)を別々に頼むので、一人で行くよりは大人数で行ったほうがよい。(写真で総額300000rpa) ニンニクのたっぷり入ったスープは2種類あって、唐辛子のたっぷり入ったスープは本当に激辛。肉は羊のもも肉が柔らかく味があり、羊独特の臭みもなくお勧め。野菜は、白菜やキャベツなどがあるが、今回食べた木耳(jamur kuping=耳のきのこ)は大きく歯ごたえがあって、ゴマダレに付けて食べれば最高である。食後のデザートにはタピオカココナッツミルクがお勧め。
【 マンガブサル1(サトゥ)周辺 】
オリモを降りて、コタに向かって行き、「Singapor Hainan Chickin Rice」を越えて「ピザハット」を右折するか、董貨餃子館(俺の餃子)をロカサリに向かって歩き、最初の道を左折した通りがマンガブサルサトゥである。ここに来ると、派手な看板が立ち並び、本当に中国に来たような雰囲気である。
中国料理の店、ベトナム(越南)料理の店、蛙の鍋ダ料理、おかゆ専門店、高級ディスコ(短パン、サンル履き入店不可)などがあり賑やかである。一度、隊員をつれて点心(DIMSUN)の専門店に入って、蝦餃子(hakau)、小龍包(shaurompo)、シュウマイ(siomai)、餃子(sui kiauw)、さらに紹興酒など
をmenyantapしたたらふく食べて、一人100000rpaほどで大満足であった。マンガブサルで遊んだ後は、24時間営業のおかゆ専門店でピータン入りのbubur ayamに揚げパンを付けて食べるのもいいかも。私もまだ入ったことのない店が多いので、誰かレポートを・・・。この通りを直進し、右折するとマンガブサル通りに出る。
【 マンガブサル通り周辺 】
トランスジャカルタを降りてマンガブサル通りに出ると、たくさんの中華料理のワルンがひしめいている。中国の正月頃に行くと、バロンサイなどが見られたり、打ち上げ花火などがあり、大変にぎやかである。また、漢字を使った看板が多く見られ、まさに中国人の町である。この通りを歩くと、ドリアンの地直売店、サトウキビ(tebu;テブ)のジュース屋、蛇料理のワルン、ソトブタウィのワルンなどが並んでいる。見て回るだけで本当に楽しい。
《 Henis 》
前述の董貨餃子館、通称俺の餃子の向かいにある、バッソが入ったパンを売っている店で、私はここでよくお土産として買っていく。1個5000rpaと少し高いが、味は甘みが強くとてもおいしい。日本のもので例えると、ピザ饅に似ている。私も、次の日の朝ごはん用に10個ほど買って帰り、他の隊員に分けてあげたものである。
その他にも、シュウマイ(3個入りで11000rpa)が売ってあり、インドネシアのソマイとは全然違い日本人の口に合う。たぶん、豚肉は入っていないのでhalalだと思う。
【 ロカサリ 】
中国ではよく見られる歓楽街で、それのインドネシア版。(香港の隣の深センに行ったことがある人は、下沙や上沙などを想像してもらえばいい) この中には、デパート、マクドナルド、ケンタッキー、ディスコ、スパなどがそろっている。まさに、この辺りはDugem(Dunia gemerlap)である。安くて部屋がきれいでACが付いて
200000rpa付近で泊まれるホテルがたくさんある。(右の写真はホテルプリンセルパーク、一泊180000rpa~、AC,TV、ホットシャワー付き、それ以外にもホテルオリンピックというすばらしいホテルが裏側にある。)周りには、夜中でも開いているコンビニがたくさんあるので便利だし、タクシーもすぐつかまる。地球の歩き方では、安宿街としてジャランジャクサが勧められているが、確かに安いが朝4時に大音量でアザンが始まる。それが嫌な人はこちらに泊まるほうがいい。
《 CAFE RIBERTY(ジュース屋) 》
ロカサリのKFC(ケンタッキー)の近くにあるジュース屋。インドネシアではあちらこちらにジュース屋があり、マンゴー、シルサック、いちご、みかん、レモン、ばなな、アボカド・・・などいろんな種類の果物を選ぶことができる。最初に、これらの果物から1~3種類を選び店員に伝える。なぜかたくさん混ぜるほうが値段が安くなる。
作り方は、まず、丁寧に皮をむき、それにシロップや練乳を入れ(甘いのが嫌いな人は、ここで入れないように伝えよう)、かき氷を加えてミキサーにかける。ここで、ちゃんといわないと、(Tolong disaring itu.など)濾してくれないので注意を。お勧めは、トマトジュース(もちろんdisaringで)。練乳によくあってとてもおいしい。
《 炉加沙里SPA 》
ロカサリ付近はSPAの激戦区で、知ってるだけで、ロカサリの中に3軒、ロカサリの外(マンガブサル8など)に5軒もspaがある。だいたいの相場が1時間のマッサージ付きで150000rpa~(風呂だけだと50000rpa~)。よく行くのが写真の炉加沙里SPA(LOKASARIの当て字がこのように書くのがすばらしい)。
ここのいいところは、高温の風呂があるところ。普通、インドネシアのspaはぬるめのところが多く、熱い風呂はインドネシア人は苦手なようである。女の子(当然水着)が入っているのを一度見たことがある。客としては中華系インドネシア人(マンダリン?)や韓国人が多い。ロカサリの向かい側にはATRANTISというspaがありこちらのほうが豪華でその分値段が高い。
【ロカサリ入り口付近】
《 蛇王晩餐 》
ゲテモノ屋で写真のように、コブラやワニ、アルマジロ、ハクビシンなどが食べられる。店の中には、ワニ革や蛇革を使った革製品がたくさん並んでいて、売られている。ワニの尻尾などは、ニワトリのササミみたいな感じでとてもたんぱく。土産話にここで食べてみるのも・・・。
《 ワルネッ 》
インターネットがしたくなったら、こういったところでできる。1時間8000rpa程度である。どこの国でもネットゲームにはまっている人は多く、インドネシアも例外ではない。はまっている人は、ずっとロールプレイングゲームやサッカーゲームのネット対戦をやっている。自分で持ってきたネットブックなども繋ぐことができるので便利。
《 観音寺(VIHARA AVALOKTITESVARA) 》
たまには観光ということで、ロカサリの道路を挟んで向かい側にある、修道院(ViharaもしくはBiara)。なんとビルの建物の修道院で、4階建てである。ビルの2階のベランダには観音様が置いてあり何か不思議な雰囲気がある。一歩足を踏み入れると、ものすごい数のろうそくの中に観音様が祀ってある。
参拝に来ている人はほとんどが中華系の人で、一部インドネシア人もいる。イスラム教のインドネシア人が、受付や中の管理をしているのが不思議である。(たぶんそこが、イスラム教がtoleranな所以であるように思う) マンガブサルで遊んだ後は、ここで身を清めるのもいいかも。
【最後に】
今回も、食べ物屋を中心に紹介したが、たぶんもっといい店がたくさんあると思うので、ぜひ自分の足でいろいろ探してみては?(いいところがあればぜひ情報提供を!!) 前回の記事も、評判が良かったみたいで、何件か問い合わせがあったようだ。もし好評であれば、次回は、グロドックやサワーブサル、パサールバルなども紹介したいと思う。
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◎この隊員の他のレポート◎
2010年5月10日 インドネシアの全国統一卒業試験
2010年2月07日 最新マラン情報2010 ~前編~
2010年2月08日 最新マラン情報2010 ~後編~
2010年5月09日 ジャカルタ・コタの歩き方1 (マンガドゥア編)
2010年5月11日 インドネシアのどっきりカメラ